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そんなライナ達を無視してジェルメが……
ジ「じゃ、さっそく始めようか。ピア、ペリア、さっさと戦ってー。はい、五、四、三、ニ、一。やれ」
ピ「いっくわよー!」
ペ「いきます」
ピアとペリアは、同時に素早く、動いた。
ピアが牽制で拳を放ちそれをペリアが避ける、次にペリアが足下を狙った蹴りを放ちピアがそれを避けさらに勢いを付けて腹に蹴りを放つ。
二人共一ヶ月でさらに強くなっていた。
ラ「すごい……」
二人の攻防を見ているライナが呟いた。
それを見て聞いたジェルメがライナに言った…
ジ「追いつけないと、思った?でも、追いつけなければ、あなたの睡眠時間は,ずっと二時間よ」
ラ「うう……でも、あの二人だって訓練してるわけだし、一ヶ月やそこらで、俺が追いつけるはずが…」
ジ「なら、いまの睡眠時間のまま、一年間がんばるしか……」
ラ「それは絶対やだっ!!」
ジ「じゃ、今日はどんな手を使ってでも、とりあえずはペリアに勝たなきゃだめね。ほらあの動きじゃ、ペリアはピアに負けるわよ。あなたの言うとおり、この一ヶ月程度じゃ、ピアとペリアの差は、縮まらなかったみたいね」
ジェルメの言うとおり、ピアがペリアを押していた。ピアはある程度余裕があるがペリアはピアの動きに注意し過ぎで余裕が無かった。
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