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「ねえ、君新入生?」
突然声をかけられ振り向くと、上級生と思われる男性が三人走り寄ってきた。
うわあ。やっぱりこういう奴ら来たか。
立ち止まらずに歩き続けると、上級生たちは私の横に並び、同じ速度で歩き始めた。
わざとらしくため息をつくけれど、少しも気にしない様子で、その中の一人が口を開く。
「うわ、君むっちゃ可愛いね!良かったらさ、俺らのサークル入んない?」
予想通りのセリフに、今度は無意識のうちにため息が出る。
めんどくさいなあ。
どうあしらったものか……
とりあえず無視を決め込んで歩き続けていると、後ろから聞き慣れた声が聞こえてきた。
「紗耶!」
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