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「俺とゆりは三年の教室の筈なのだが…三年のどこ?」
「知らないわよ、適当でいいでしょ!適当で!さぁ、乗り込むわよ♪」
「はいは~い…」
こいつに聞いたのは間違いだったな…でもまぁ…コイツの行き当たりばったりも嫌いじゃないし…
「おっはよ~♪」
度胸あると思うし…ゆりは言った通り、適当な教室のドアをおもいっきり開ける…
さあて…何が出てくるかな~?
『あっ!?仲村さん、西神くん、おはよー!』
『2人とも遅いよ~もうすぐ授業始まるよ?』
「えっ、ええ…」
「わりぃわりぃ…屋上で爆睡しててよ、ゆりが起こしに来たんだわ…」
「そ、そうなのよ!もう翔ったら目を離すと直ぐに屋上にいるんだから♪」
「はっはっ、ごめんな~♪」
俺はゆりに背中をバシバシ叩かれながら人間もどきに話しかける…
『相変わらず仲いいね~♪』
『妬けちゃうね~♪』
普通の反応…どこか作り物くさい感じがするけど…鈍感な奴は気づかないだろうな…
「………なによ、こいつら…」
ゆりは気づいてるみたいだけど…生徒がこんなんだったら…先生は全員そうなんだろうな…
『あっ!?授業始まるよ!』
授業とか…どんだけ真面目だよ…
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