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「つ…疲れた…」
午前中の授業が終わり屋上に戻って来た途端になにかから解放されたかのように手すりに寄りかかる…
「たかが200分の授業受けただけで大袈裟だなぁ…」
「仕方ないでしょう?生前、マトモに授業なんか受けてないんだから…」
よく言うよ…いつもいつもお前が俺の首根っこ掴んで引きずり回してたんじゃないか…
「こんなの毎日受けてたら死んじゃうわよ…」
「もう、死んでるけどな?」
「うるさいわよ」
自分の都合が悪くなると直ぐそうやって言うなコイツは…まぁ、嫌ではないんだが…
「…とりあえず…やることは決まったわね…」
「は?」
「は?ってなによ?」
「いまなんて?」
「これからやるべき事がわかったって言ったのよ」
「……それで?」
「やっぱり、抗うしかないじゃない!あの生徒会長が何者だとしても!」
ありきたりだなぁ…まぁ当然と言えば当然なんだが…てか腹減ったな…死後の世界でも…腹は減るんだな…
「別にその目的で構わないがまだなんもわかってないぞ?」
「だから!これからしらべるんでしょ♪」
誰が?とは敢えて聞かないようにしよ…やぶへびにもなりかねないし…
「それじゃ午後の授業は?」
「もちろん出ないわ!」
「またあの生徒会長が注意しにきたりして?」
「まっさか~♪あり得ないわよ」
「だよな~♪」
「………あなた達…」
「「えっ?」」
なんかデジャヴを感じる場面に遭遇しました…
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