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「なんであの子を口説くのよ?」
「なんでって…いきなりだったし…雰囲気的に…」
俺の言葉にため息をつくゆり…あれ?もしかして?
「…妬いてた?」
「…んな///…そんなわけないじゃない!相変わらず翔はバカね?バーカ、バーカ///」
コイツ…ポーカーフェイス上手いけど自分の予期せぬ事態にはとことん弱いからな…ツンデレとは違うが…俺に取って完璧にツボだ…
「ちょっと!聞いてるの!」
「ハイハイ…大丈夫、俺にとってゆりが一番だから♪」
「違うって言ってるでしょ!!」
とまあ…保健室にいるのだが…先生もいないみたいだし…作戦会議なら今か…
「んで?」
「なにが?」
うわ~…落ち込んでる~…って言うより拗ねてる~…まったく…相手にしないと直ぐに態度に出るからな…
「これからどうすんの?」
「もちろん、神を捜すわ!」
「…どうやって?」
「それはこれから考える!」
「授業には?」
「出ない!」
「(即答か…)生徒会長の言うことは…」
「聞かない!」
「(試しに…)俺の事は?」
「大好き!…って…」
「…………………ゆり…」
「忘れなさい!」
「待てゆり!」
「いいから忘れなさい!」
「大丈夫だから!」
「わ・す・れ・ろー!!」
俺はおもいっきり揺さぶられる…これから大丈夫なのか?
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