ep,2 【New a visitor】

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「本当に大丈夫!?鼻血とか出てない!?うわ~どうしよう!?」 俺が鼻を抑えてるのを見てか?髪の毛が茶髪のNO個性…むしろ個性がないのが個性ですって感じの少年が慌てている… 「気にしなくてもいいよ…抑えてるのはただ痛いだけだから…」 「でも…」 一般生徒ってこんなに食い下がって来るのか?それに大袈裟な反応…まぁ普通って言ったら普通なんだろうけど… 「どうしよう…血が出てないって事は…実は鼻の奥底が折れてるって事だよ!?」 …別に急いではないけど…ゆりのやつを待たせるとうるせぇし… …この子もなんか用事があるから廊下に出てきたんだろうし… 「…えっと…」 「なに?もしかして鼻が!?」 「いや、鼻は問題ないから本当に気にしないで?なにか用事があったんじゃないの?」 「ううん…ただ学食に行こうとしただけで…ってそうだ!お詫びに奢らせてよ!?」 「ごめん…嬉しいんだけど…待ち合わせしてるから…」 「そうなんだ…じゃあ!今度奢らせてよ!?」 全然引き下がんないな…こういうものなのか?普通の高校生って?よくわかんないからな…後でゆりに聞いてみるか… 「わかった、それじゃ今度お願いするよ…早くしないと学食混んじゃうんじゃない?」 「あっ!本当だ!?じゃあ今度ね!?…えっと…?」 「…西神 翔…翔でいいよ?」 「うん!僕は大山って言うんだ♪それじゃ翔くん、またね!」 そう言うと大山は手を振りながら走り去っていった… 「さて、俺も行くか…」 俺も女子寮に向かう為に歩きだす…大山か…一般生徒ポイんだけどなんか違う気もしなくはないんだよな…
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