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「ゆり~起きてるか~?」
「しょ、翔!」
おろ?珍しく起きてるな…声もハッキリしてるし…寝起きではなさそうだな…
「おぉ、俺だ…入るぞ…」
「ちょ、ちょっと待っ!開けるな!待ちなさい!」
ん?なんでそんなに慌ててんだ?俺はドアノブに手をかけたまま考える…
俺を部屋に入れたくない理由…
「思い浮かばん、入るぞ」
「色々あるだろうが!」
「まったくわからん、むしろ着替え中なら最高だとか思ってたり思ってたり…」
「確信犯じゃない!」
「入るぞ」
ゆりの制止を無視して俺はゆりの部屋に入る…まぁ…どうせ寝癖が酷いとかそんなんだろ?
「ゆり~…一体全体なん…だっ…てん…だ…」
俺はゆりを見ると思わず唖然とした…なぜなら…
「ば、バカ!見るな!」
着替えの最中だったのだろう下はスカートを履いていたが上はゆりの綺麗な背中があらわになっていた…
「成る程…そういうことか…」
俺としたことがとんでもないデリカシーのなさだったな…俺は自分が許せなくなりそうだ…
「ゆり…」
「…なに?」
「すまない…」
「やっとわかったの?」
「ああ…本当にすまない…死んで詫びれないのが申し訳ない…」
「…別にそこまで「まさか…」えっ?」
「まさかゆりも欲求不満だとは思わなかった!」
「……………………(ブチ)」
そして俺は今、吊るされている…
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