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さて…みんなに状況の説明を終えたところで…どうやってゆりの怒りを鎮めるか…?
「ふんふ~ん♪やっぱりハサミのが一思いに切れそうね♪」
死なないんだし最悪落ちるのも考慮しといたほうがいいな…てか腹減った…大山に奢って貰えばよかったな…
「翔~♪何か言っておきたいことあるかしら♪」
つーか頭に血が昇ってきたな…まぁ…今回は俺にも非があるわけだし…このまま落とされるのも仕方ない…仕方ないけど…
「翔~?」
「俺はゆりを愛していることに偽りはないからな…」
「はっ?」
そうだ…俺はゆりを愛している…その事実だけがわかっていれば何をされてもいんじゃないか…?
たとえここでゆりに落とされるような事になっても俺はゆりを愛し続ける…ゆりの傍に居続ける…簡単な事だな…
今さら確認する必要すらも無いことだったな…
俺が1人で考えているといつの間にか吊るされている状態から屋上で胡座をかいている状態だった…
「あれ?」
俺はロープもほどかれている事に気づきゆりを捜すとゆりは階段のところに寄りかかっていた…
「落とさないの?」
「悪い?」
「いや、怒ってるだろ?」
「…まぁ…怒ってるけど…付き合ってるんだし…まぁ…その…別に…」
「……??」
「なんでもないわよ!ほら、早く行くわよ!?」
「お…おぉ…?」
許してもらったのは嬉しいんだけど…なんか気味が悪いな…顔も若干赤いし…
まぁ…いっか…
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