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「ごっそ~さんでした♪」
満足そうに食事を終える俺を異形なものを見るような目でゆりが見てくる…
どうした?と思っているとゆりが口を開く…
「相変わらず…見かけによらず凄い食欲ね…?」
「ふぇ?何が?」
「…今、食べたメニュー全部言ってみなさい…」
ゆりの言いたいことがよくわからないが…とりあえず今食ったメニューを言えばいいのか?
「えっと…ラーメン(醤油、塩、味噌)カツ丼、天丼、牛丼、オムライス、肉うどん、カレー、チャーハン、トンカツ、サンドイッチ(卵、ハム)に…後~?」
「もういい!ごめん、やっぱり言わなくていい!」
「ええ~?でもまだ食えるんだけどな?」
「まだ食えるの?」
「当たり前だろ?腹八分目が健康の秘訣だ!」
「…死んでるけどね…」
ゆりに言われて俺は意外な落とし穴に気づく…あっ…そうか…死なないんだし健康に気を使う必要ないんだ…
よし決めた!
「おかわりしてくるわ!」
「いやごめん、死なないけど健康に気を使うのは大事ね!?大丈夫、それでいい!?」
ゆりは俺を必死に止めてくる…結局ゆりは何を言いたいんだろうな?
「ほら、なにか聞きたい事があるんでしょ?」
「あぁ…別にそこまで…」
「なに言ってるの!?せっかく翔が相談してくれたんだのも話そ!ねっ!?」
「おっ…おぉ…」
まぁ…腹八分目で充分だしいっか…別に…
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