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あの人の背中
いつも冷たい雨が降っていた
みんなと楽しく話してるけど
私は知っていた
ずっと、心の中は冷たい雨が止むことがないことを
あなただけを見てきたから
私じゃあなたの傘になれませんか?
ずっとあなたのために傘を用意して待っていた
いつ頃からだろう…
あなたに降りしきってた雨が止んだのは
あの娘が現れてから
あなたの雨は止んだ
あの娘があなたの雨を上がらせた
あなたのために用意した傘は
もう使えない…
今度は、
冷たい雨は私に降り注ぐ
もう私の心に差す傘はない
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