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そこは暗い闇が視界を覆う場所だった。
多少の光ならば全て吸い込むくらい、とても暗い場所。
そんな場所に、僕は立っていた。
如何なる音もせず、視界にも入らず、臭いすらしないこの場所は、ある意味において俗世から無縁の言わば神聖な場所。
その暗闇に、青白い光が灯る
「……来たか」
青白い光と共に現れた、黒いローブの人物は言う。
「喚ばれたからね。来たよ。今度は何だい？"また"人殺しの依頼？」
「…分かっているなら話は早い。…今回のターゲットだ」
そう言われて紙を手渡される
ポケットからペンライトを取り出して、そこに書かれている人物の情報を読む。
「テンショウジ…ノゾミ……。彼女が、次のターゲットか」
「迅速な仕事を期待している。」
「あぁ、無論だ。この信仰破壊ロットヴィゼルに失敗の文字は無いよ。」
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