プロローグ

5/15
前へ
/18ページ
次へ
「ん…?」 「どうしたの?悠然。」 「いえ、信号機のランプが点いてないんですよ」 見ると、目の前にある信号機は何色も灯していない。 よく見ると信号機だけでなく、街灯も灯りが灯っていない。 まるで、この車しか光源が無いかと思うくらい外は暗闇に満ちていた。 「流石にこれじゃあ運転できませんね…。ちょっと旦那様に電話してきますね」 「ま、待って!私も…」 「外は暗くて危ないですからお嬢様は車で待っていて下さい。」 「え、えぇ…。」 悠然は携帯を取り出してから車を出て行く。 私は一人ぽつんと車の中にいた
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加