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「ん…?」
「どうしたの?悠然。」
「いえ、信号機のランプが点いてないんですよ」
見ると、目の前にある信号機は何色も灯していない。
よく見ると信号機だけでなく、街灯も灯りが灯っていない。
まるで、この車しか光源が無いかと思うくらい外は暗闇に満ちていた。
「流石にこれじゃあ運転できませんね…。ちょっと旦那様に電話してきますね」
「ま、待って!私も…」
「外は暗くて危ないですからお嬢様は車で待っていて下さい。」
「え、えぇ…。」
悠然は携帯を取り出してから車を出て行く。
私は一人ぽつんと車の中にいた
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