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「はぁ…」
魂が抜けるんじゃないか
と思うほど盛大にため息
をついた私。
信藤澪<シンドウレイ> 18歳
ここは私が小さい頃から
住んでいる施設。
おばちゃんが1人で10人
もの子どもたちの世話を
している。
「でかいため息つくなよ!」
「ほんとだよ!聞いてるこっちまでテンションさがる…」
こいつらは私とずーっと
一緒にいる翔と美憂
美憂とは同い年で同じ時
にこの施設にきた。
翔は2つも年下だけど私
たちにべったりだ。
「だって暇だし…」
私は不満そうに言ったの
に対し、翔は満面の笑みで
「じゃあ遊びに行こーぜ!」
私は面倒だったが暇だったので外に出ることにした
この時、翔に連れ出されていなかったら
私はあなたに出会うことはなかったんだね
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