青い空、白い雲、僕らは出会った

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むかーしむかし素敵な宮殿に住んでいる麻衣姫というお姫様がいました。 この麻衣様は15才でお姫様になった偉大な方です。 ある日お城でお祭りが開かれました。 この日だけはお城に一般の人も入れます。 そして麻衣姫の元へアプローチに来るものもいましたが姫はこう言うのでした。 『私からお金と権力をとってもあなたは私が好きですか?』 そう言うと言い寄っていた者はトボトボ帰っていくのでした。 『麻衣姫、そろそろお付き合いをしてはどうですか?』 召使いの恵がたずねると 『私は恋愛が大好きなの、だから絶対妥協はしない。』 そこまでワガママを言われると恵も黙って頷くしかなくなってしまいます。 『そういえば彩花はどうしたの?あんた捜してきなさいよ』 彩花というのは 麻衣姫の最高のお友達で 隣国のお姫様でした。 『彩花様はもう少しで着くとの連絡が…』 『愛理と一緒に捜してきなさい。』 『…はい。』 召し使いの恵と愛理が出掛けていきました。 しばらくすると 彩花が来ました。 『あれ? 恵に会わなかった?』 『ぁー見かけたけど声かけなかったー』 2人でキャハハと笑う様子は 無邪気なのにどこか 黒いオーラをもっています。 『ぁーそうだ、麻衣』 『なにー?』 『わたし、結婚したの!』 『…はぁぁぁ?』 『でね、連れてきたの!! じゃん!!』 目の前に現れたのは 悠輔王子という名前の 王子様でした。 髪は茶色で綺麗なサラサラヘアー。 目尻には笑い皺ができ 眉毛は綺麗なラインが入っています。 『ひまわりみたいな方ですね。』 麻衣姫がそぅ言うと 悠輔王子は困ったように笑うと 『ひまわりの花言葉をご存知ですか?』 と言い 麻衣姫が首を振ると 『あなただけを見つめる、ですよ笑』 と。
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