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「やばい今日も遅刻だ~~」
後ろから聞きなれた女の声がした。
声の主の名前はセレン。
僕と同じクラスで彼女もマーサリ学園の生徒である。
彼女は能力が現れていてその能力はかなりスゴイ。
能力についてはまた後ほど。
「あっ!レン待って~。」
セレンに見つかってしまった。
「ヤダよ!セレンを待ってたら僕まで遅刻だ。」
セレンはほぼ毎日遅刻する。
そんな彼女を待ってしまうと僕も遅刻してしまうということだ。
「何でよ!待ってくれてもいいでしょ。」
彼女が後ろから叫ぶ声が聞こえるが無視をする。
全ては遅刻を防ぐため。
♪キーンコーンカーンコーン
まずいっ!
急がなければ!!
校門はすぐそこだったので僕はチャイムが鳴り終わり校門がしまる前に学園に着くことができた。
セレンはというと……
「あっ~~~~~~!」
着く直前に校門がしまって遅刻となってしまった。
これはドンマイとしか言いようがない。
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