第1章

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「ぁ…」 向こうは気づいたみたいだけど気づかない振りをしたまま通り過ぎようとした時 「パシッ」 腕を掴まれた 掴んだ相手を見ると今一番見たくない顔ではなかった でも一番会いたくない人だった 「…離して」 本当は口もききたくないけど黙って手を振り払うのも大人気ない気がした 「私達の事お祝いしに来てくれたの?嬉しい!今、二次会が終わってこれから三次会なんだけど紗耶香さんも来て!」 コッチが言った事は無視して自分の事ばっかり しかもコッチの都合も聞かずに強引 やっぱりこの人嫌い 「ね!紗耶香さん行こ!」 腕を掴んだままどこかへ連れていかれそうになった .
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