枡喜屋にて

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沖田は慌てて顔を上げさせ様とするが、伊平は尚もその姿勢を崩そうとしない。 「沖田さん!これは私の我が儘かもしれません。 ですが、、どうか!」 沖田は眼を閉じ、暫し瞑目。 小さく頷いた。 「枡喜屋さん、、わかりました、、ですから顔を上げください」 「わかってくださいましたか?」 「はい、、ですが今少し、、時をください。 踏ん切りをつける為に、、大丈夫です。本当に少しだけです」 沖田は静かに頷いた。
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