転入、出会い

2/18
前へ
/24ページ
次へ
あれから。 私は手続きをすませ、スタープロモーションが運営する流星学園というなんか面白い名前の学園へ転入した。 流星学園には芸能科はもちろんだが、声優科、ファッションデザイン科、音楽や美術の専門科、いちおう普通科もある全寮制の学校である。 私は「まだ正式にメンバーが決まっていないから」という社長の判断で普通科へと転入したのであった。 メンバー……ということはユニット、とか?どうなんだろう。 「で、でかい」 転入1日目。 流星学園はとてつもなく大きかった。施設が多く、とてつもなく広い。恐らくここら辺の大学のすべてが、この学園内に収まるだろう。 そして私は案の定…… 「ここ……どこ……」 迷子になりました。 「ど、どうしよう。このままじゃ遅刻だ…」 や、やばい。 どうしよう…。 地図なんて持ってないし、持ってたとしてもここが解らなくちゃ意味ないし…。 「だ、だれかいないのかっ!」 「いるよ」 「ぅへっ!?」 いきなり後ろから声が返ってきた。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加