第一話

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68名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:52:14.12 ID:ElBo9ml3O 時間はまた進んだ。 モララーは殺さないように加減したつもりだったが、それでも逃げ場のない力はかなりのものらしく ブーンは壁に少しめりこんだ。 (;・∀・)「あ、やば。殺しちゃった?」 モララーがそう思い、ザ・ワールドを戻しかけたその時 (; ω )「……つ…」 (; ω゚)「捕まえた、お…」 (;・∀・) モララーは気付いた。ブーンが壁に張り付いた理由。わざわざ強いダメージが残る選択をしてまでしたかった事。 壁に張り付いて、吹き飛ばされないようにして 自分との距離をあけない為、だ。 69名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:53:28.81 ID:ElBo9ml3O (; ω )「………!」 ブーンは駆ける。モララーに向かい、一直線に。 (;・∀・)(やば……!!) モララーにはそれを止める手立てがなかった。 時間を止めるのは、連続して使えない。ザ・ワールドが戻ってくるのを待つのも出来ない。 (;^ω^)「おおおおおおおおお!!!」 ゴッ!と骨と骨がぶつかる音がして 今度こそ、ブーンの拳がモララーの顎をとらえた。 71名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:58:37.26 ID:ElBo9ml3O (;・∀・)「がっ……!」 顎をとらえられた。 脳がぐわんぐわんゆれる。 やばい。やばい。追撃が、追撃がくる。 止めなくては、ザ・ワールドで止めなくては――― しかし、目を上げた時 すでにそこにブーンはいなかった。 (;・∀・)「逃げられた、か………」 逃げられたのだ。自分が。 手加減してたとは言え、最強の能力であるザ・ワールドを持った自分が 何の力も使っていない、少年に。 (;・∀・)「………」 (#・∀・)「ちくしょおおおおがあああああああああああああああああ!!!!!! 殺す!!!!! 殺ォォォォォォォす!!!! 次に顔を出したら今度は容赦しねぇ!!! ありったけの『無駄無駄』ラッシュを、その顔面に叩き込んでやらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 そう、叫んだ。
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