第一話

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なんとかしないと、とブーンは理科準備室にある戸棚を調べあげる。 理科の授業なんざ寝てたからわからないが、もしかしたらコーラを究極の兵器にするものがあるかも知れない。 しかし、ない。 唯一期待していたメントスですら、理科準備室には存在しなかった。 こうしてる間にもあのモララーが近づいて来ているかと思うと、脂汗が止まらないブーンだった。 157名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 23:57:06.53 ID:ElBo9ml3O (;^ω^)「やべぇお……!このままじゃ、このままじゃあ……!!」 いそがしく手を動かすブーンだが、期待はずればかりだ。 それどころか、焦った結果だろうか。 (;^ω^)「んおおおおおお!!?」 バサバサバサバサッ!!と 戸棚の中にある資料や教材をぶちまけてしまった。 その勢いに負け、その資料やら何やらの下敷きになるブーン。 (;^ω^)「あいててて………」 生物の資料やら天体の資料やらがごちゃ混ぜに体の上に乗っていたので、それをどけようと手に取った時。 ―――ブーンは、その資料の中にある種の希望を見た。 162名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:04:05.64 ID:ElBo9ml3O ( ^ω^)「………」 (;゚ω゚)「………お。」 まさか。ではあるが。 『敵の力』 『【世界(ザ・ワールド)】』。 『時間を止める。』 『僕の力』 『【気分次第(アンカーテイク)】。』 『この能力はまさに気分次第』。 164名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:05:10.76 ID:4gYOzM6fO 『[92]以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2010/10/22(金) 23:17:25.28 ID:cJ0VI2QO0 AAS 手から溢れんばかりのコーラを出す能力』 『近づけない。近づいたら時を止められて負ける』 『つーか何をしようにも時を止められたら終わり』 『避けられるから終わり』 『手から溢れんばかりのコーラを出す能力』 『【気分次第(アンカーテイク)】』 この能力は―――誰の気分次第?
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