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6名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:15:30.10 ID:ElBo9ml3O
―――その時。
それはブーンが学校でドクオと喋りながらアホみたいなテンションになっていた時。
それはドクオが学校でブーンと喋りながらこいつのテンションきめぇと思っていた時。
それはヒッキーがまた手首を切っていた時。
それはモララーがお気に入りの缶コーヒーに口をつけた時。
それはギコが弟をとケンカしていた時。
それはフサギコが兄とケンカしていた時。
兄者と弟者がこのご時世なのにブラクラに悩まされていた時。
しぃが家出した時。渡辺が友達とハンバーガーを食べた時。
etc.
etc.
彼ら彼女らは、なんの前触れもなく別次元に飛ばされた。
7名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:17:15.92 ID:ElBo9ml3O
(;^ω^)「は!?」
至って平凡な高校生、ブーンの目の前には見知らぬ街があった。
大都市と言っても過言でないその町並みを、ブーンは遥か上から見下ろしていたのだった。
その場所は、見知らぬ学校の屋上だった。
(;^ω^)「な、何が起きたお!?僕は……?ど、ドクオー?」
確か自分は親友であるドクオと、たまに谷亮子がかわいく見える現象についてやたらと熱く喋っていたはずだ。
それが、いきなり校舎の上。
(;^ω^)「……」
ブーンはまだ落ち着かない脳内を動かし、状況把握とこれからの行動を考える。
( ^ω^)「とりあえずは、人を探して―――」
人を探してみるしかないか。そう、ブーンが言いかけた時
『ピンポンパンポーンwwwwwwwwあ、これやっぱ口で言うと恥ずかしいwwww』
唐突に、空から声が落ちてきた。
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