第一話

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36名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:47:46.60 ID:ElBo9ml3O (;゚ω゚)「ぐっ…ごは…!」 衝撃。そのあまりに強い衝撃に、ブーンは落下防止のフェンスまでふき飛ばされる事になった。 フェンスに叩きつけられ、揺れる頭で思考を無理矢理始めた。 今のは、なんだ。 右頬に何かに殴られた感触を感じたが、あの男ではない。 そんな距離じゃあ、なかったのだ。 あの時、男とは、少なくとも目測で5mくらいは離れていたはず。 (;^ω^)「じゃあ………」 そこで思考を一時中断。 すぐ近くに男が迫っていた。 37名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:54:10.11 ID:ElBo9ml3O ( ・∀・)「おいおい、そんな体たらくで大丈夫か?」 (;^ω^)「…やっべ……!」 ブーンは逃げるように右に飛ぶ。 これでも、運動能力には多少の自信があった。 陸上で鍛えたこの足は、そこらの一般人には追い付ける代物ではないはずだ。 ( ・∀・)「……へぇ」 男はすぐに踵を返し、こちらを目で追う。 が、やはり全力で飛びかかってきた男はバランスを崩して、少しの隙が出来る。 そこをつき、全力で殴りかかった。 (;^ω^)「おおおおおおおお!!!」 38名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:58:56.12 ID:ElBo9ml3O ( ・∀・)「はっ」 しかし、そこで不自然な事が起きる。 ブーンは間違いなく、殴りかかった。 バランスを崩した、そこにいる男に。 だけど、手は空振りした。 男がかわしたんじゃあない。ブーンが外したのでもない。 男の姿は、消えていた。 そして、後ろに ( ・∀・) 歪めた笑みを浮かべた男が、いた。 (;^ω^)「」 ( ・∀・)「あはっ」 ゴッ!……と聞いた事のない音が、自らの脇腹から聞こえて ブーンは屋上の階段のドアまで吹き飛ばされた。
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