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学生の時、ひょんなことで、漫画家の松本零時氏の家に伺ったことがある。特別ファンというわけでなく、新聞部の取材で行ったのだ。
松本邸の応接間に案内されると、壁一面が月から見た地球の写真だった…
その迫力と美しさに圧倒されて、私は松本氏よりその壁ばかり見てたと思う… 松本氏は、銀河鉄道のごとく永遠に宇宙を旅してるような感じだった…
★
しかし、いくら探しても地球は一つしかない。似たような星があったとしても、空想の中でしかたどり着けない。
この美しい奇跡の星が自分も含め、人類によって滅亡の危機にさらされてる現実に、私は泣かずにはいられない。問わずにはいられない。
人類がなぜ、生まれたのか?
人類はただの破壊者なのか?
…
私は、生まれてきて良かった存在なのか?
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