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「やっぱダメか…」
フランシスは触れられないと分かっていたようだった
「なんで…?」
「フランシスはそこまで霊感が強いわけじゃないからな、お前からなら触れてもフランシスから触れるのは無理だろう…ところでフランシス、お前ギルベルトの声聞こえてるか?」
アーサーの質問フランシスは首を横に振った
「まじか」
フランシスとも話ができると期待していた分声が届かないことに寂しそうな表情をするギルベルト
「…っずっるいよなーアーサー。こいつだけギルちゃんと話できるなんてさ!」
そんなギルベルトを見てフランシスは急に明るい口調で話し始めた
「まぁ、話したきゃ俺が通訳してやるよ」
流れに乗るようにアーサーが横から言ってくる
「…Danke」
二人の優しさを愛おしそうにギルベルトは微笑んだ
「どういたしまして」
フランシスが微笑んだ
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