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「ギルベルト、どこ行ってたんだ」
会議室に戻るともう会議は終ってしまっていた
ギルベルトを見つけたアーサーが誰にも聞こえないように小声で話しかけてきた
「ちょっとな…」
「昇天したのかと思ったぜ」
「出来るかよ」
ギルベルトがムッとした様子で答えるとアーサーは冗談だよと軽くあしらった
「まぁ、どうせルートヴィッヒのところに居たんだろ?」
「…」
「どうだった?」
「…まだ…」
それだけ言えばギルベルトは俯いて言葉を詰まらせた
「安心して昇天できないってことか」
大体の様子を感じ取ったアーサーは詳しいことはあえて聞かずそのまま会議室を後にした
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