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「おい!!!」
かすかいに聞こえたアーサーの言葉にギルベルトが掴みかかる
「お前…ようやく落ち着いてきたって言うのに今そんなこと言って…!!」
「今だけ落ち着いてたって何も解決しねえだろ。今この場にルートヴィッヒもお前もいんだ。話してすっきりしてさっさと成仏しちまえ」
アーサーの言葉に核心を突かれギルベルトはアーサーを掴む手を緩めた
「話すって言ったって…どうやんだよ…」
「あいつを使う」
「あいつ?」
そういうとアーサーは辺りを見渡しフランシスを見つけると彼を呼んだ
「おい!糞髭!」
「何よ!糞眉毛!」
「お前には媒介になってもらう」
「はぁ?何の話?」
突然振られた話に何のことだと怪訝そうな顔をするフランシス
隣でギルベルトもどういうことだと首をかしげている
「ギルベルトがフランシスに憑依するんだ。良いからルートヴィッヒの家に行くぞ」
「は!?」
アーサーの言葉に二人分の疑問符が飛び交うも
無視してアーサーはルートヴィッヒに家に連れて行くように促していた
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