見知らぬ女と同居することになったんだが

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「じゃ、ねーよ!!!!」 落ち着きを取り戻した後、俺は大声を挙げる。 すると目の前の女の子が一瞬だけびくっとした。 「あ、悪い…… つか、じゃなくて!!」 反射的に謝ってしまったが、今はそこはたいした問題じゃない。 というか、謝る必要はなかったんじゃないかと思うが、話が進まないので保留にしよう。 「……どちら様ですか? もしかして……泥棒様?」 ガンッ!! ……殴られた。 グーパンで思いっきり殴られた。 最初の2コンと合わせてライフゲージ結構減った…… 「私が泥棒なわけがなかろう。 愚か者か、貴様は」 「いつつ……そういうあんたはマジで何なんだよ。 暴力娘か?」 鳩尾に衝撃。 んで、辺りを見回すと俺の部屋。 今度は蹴りですか…… 「私のどこが暴力娘だ、この愚か者が」 ……多分、存在全てが暴力娘かと。 ちなみにリアルに腹や背中が痛くて喋れません、マジで。 だからかっこよく描写されてなくても許してください、マジで。 2分休憩…… 「……とりあえず静かになったようだな。 さて……今一度質問しよう。 お前が、冴島由紀か?」 暴力娘が部屋に上がって俺の隣まで来る。 とりあえず靴は脱いでくれ…… 俺は喋る気力もないので、ジェスチャーでイエスというように伝える。 「そうか、やはりお前が冴島由紀か。 ならば、これからよろしく頼むぞ」 ……よろしく、とな? どういう意味か分からず、俺は寝そべった状態から起き上がりあぐらをかいて座る。 「私は今日からお前の部屋で居候することになった」
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