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「……マジッスか?」
「マジだ」
「……Really?」
「That's right」
「Sind Sie wahr?」
「Ich bin wahr」
「E vero?」
「Io sono vero」
「Is it マジッス?」
「……は?」
と、5回ほど真偽を確かめたがどうやら本当らしい。
ん?
なんでこんなに外国語に詳しいのかって?
みんな大好きエ○サイト翻訳を使ったに決まってるじゃないか。
ちなみに一番最後の文章は「マジッスか?」を翻訳しただけだ。
「おい、その自慢げな表情をやめろ由紀。
英語、ドイツ語、イタリア語までは分かったが最後のは一体何だ?」
……どや顔してたら胸倉を掴まれたんだが、俺はどうすればいいのだろうか。
さて、選択肢を考えよう。
1.アメリカンジョークみたく笑ってごまかす
2.素直に答える
3.そんなことも分からないのかと馬鹿にしてみる
4.DEAD ENDルートへ行ってみる
……とりあえず4はなしで考えよう。
そうした場合の正解は……
「HAHAHA、決まってるじゃないかジョセフィーヌ。
それは、みんな大好きほんやがふっ!?」
「私はそのような洋風被れの名前ではない」
膝蹴り入れられた……
しかもまた鳩尾……
いや、分かってたさ……分かってたが……ここはやらないとダメな雰囲気がして……マジでいてぇ……
「わ、悪かった……
まぁ、気にしなくていい……」
そう言うとジョセフィーヌ(仮)は不完全燃焼なんだよといた風に顔をそむける。
まぁ、苛立っている様子だ。
突っ込みのレベル、高すぎだぜジョセフィーヌ(仮)……
そして、俺が復活した数分後。
「……真面目な話、どうして俺の部屋に居候するようになったか、その理由を教えてもらってもいいかジョセフィーヌ?」
「私はジョセフィーヌではないと言ったはずだが?」
会話し始めて速攻睨まれた……
だって名前しらね―しさ、うん。
俺は悪くない!!
「なら、名前教えてくれよ。
後、年齢。」
……年齢と言ったらまた睨まれた。
ちなみに年齢は、とくに理由はない!!
「……教えないとずっとジョセフィーヌと呼ぶけど?」
凄い下らない脅しをしてみる。
だがジョセフィーヌ(仮)には効果的なようでプルプル震えている。
というか100%怒ってますね、あれ……
「……鏡堂華月(キョウドウカヅキ)。
年齢は16歳、お前と同じはずだ。」
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