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薄っぺらな お皿の上に
葡萄を置くように
あたしを並べて
そして キミに食べられるのを
ただひたすら 待つんだ
甘い あまい果汁は
あたしの涙で…
キミがそれを食べた時
きっと あたしの
涙の意味を知るだろう
薄っぺらなお皿が
空になったらね
今度は あたしが
ぶらさがるんだ
ゆらゆらと
ブランコに揺られるようにね
そして 夜が明けたら
一緒に眠るの
次の三日月の夜まで
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