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「ね、もう食べよ?」
気づいたら温め直したカルボナーラを
皿に盛り付けているところだった。
「ああ …」
裕翔から離れて頭を軽く乾かして
服を着ていたらちょうどテーブルに
カルボナーラが運ばれていた。
「俺が居ない間暇だったろ?」
裕翔が作ってくれたカルボナーラを
食べながら裕翔に聞いてみる。
「そうだね、寂しかった
あ、これからは僕が晩御飯作るね」
「本当に?ありがとう」
「後ね、僕もバイトしたいの」
「バイト?なんで?」
「涼介にお世話になるんだから
それくらいしないと」
「いいよべつに、家に居てよ」
「でも、バイトしたいの!」
そう言う裕翔の目があまりにも
輝いていたもんだからどうしても
断りきれなくて…
「じゃあ週3日で21時までなら」
「本当にっ!?」
「ああ、俺が体で払ってって言ったから
そんなこと言ってんの?」
「ちがっ、よっ…!/」
あからさまにそんなこと
言われると反応に困る…。
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