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「わわっ」 「っと、危ないだろ馬鹿 ちゃんと掴まっとけよ」 「掴まるって…」 あたふたして考えていると、手首を掴まれ涼介のお腹に回された。 あ、僕がしたかったこと…。 涼介の体温が伝わってくる。 なんか、気持ちいいな。 「よし、行くぞ」 「ん、」 どこに行くのかわからない。 でもいいんだ、涼介がいるから。 トクン、トクンって背中から涼介の心臓の音が聞こえる。 心地好くて寝てしまいそう。 「着いたぞ」 「へ?」 「顔眠そうだな(笑)」 着いた先はゲームセンター。 いかにも涼介、って感じ。 「眠たくないもん…」
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