message Ⅰ 何も知らない

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君と出会ったのは、あの入学式。 君は隣にいたね 誰とも話そうとしないから 私から声をかけた 薄い記憶をたどってるから 君のことうまく伝えられない けど 気にしてたよ 授業中に寄せる視線は 私なのかあの仔なのか 席が近いからわからなかった でも期待してた だって 黒板についた白い暗号を 一緒に消してくれたから だけど私は素直じゃないね だから最後まで言えなくて もし想いが通じあっていたら きっと今のあたしはいない 素直な君をみんなが好きだった 私なんか君を振り向かせられなくて 寂しくて 寂しくて でも好きでした 愛しかったです… 君が。 中学一年生の私より
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