★…過去 高校…★

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『さえ♪』 崎山誉は、また私の名前を呼ぶ。 ざわつく教室………。 ……ひょっとしたり、する?いや、落ち着け!私! ひょっとしたりする? …わざと、私の名前、さえって呼び捨て、してる? してるよね!!? 絶対そうだ! 【くそガキ】の仕返しだ! 私の名前、呼ぶことで、他の女の子の焼きもち焼かせて、私に嫉妬の矢、むけさせてるんだ!! こ、こい、こいつって💢!王子なんて、誰が言ったんだよ💢💢 『私も、楽しみにしてたんだよなぁ♪誉くんの団員姿!』 『カッコいいよねぇ、きっと!』 気づくと、有華と由美が私の後ろにいた。 有華ァ…由美ちゃん… 『でも、残念ね?』 『ね?団員じゃないんだあ?』 『なんでここにいるの?ぁ、さえって呼び方良いね』 『ほんと!うちらもさえって呼ぼう♪』 『じゃ、女の子の団員、ニックネームで呼ぶなんてど?』 『それ、いい!可愛い(^3^)/』 『じゃ、誉くんにニックネーム付けてもらお!』 『良いね♪どうせ、団員じぁ、ないから、暇、だし?』 『団員じぁないから暇暇だしね!』 有華と由美ちゃんは早口で捲し立てるがごとく、崎山誉に話しかけ、かれを拉致し、女の子の中へ…
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