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『…同じ小、中学校でした…』
ふてくされて話す私に、トモキは
『家も近いぞ~』
と楽しそうにばらす。
トモキ…口を閉じろ…さもなければ、縫ってやる💢
トモキが、話してる横の椅子が動く。
『トモキ、知り合い?』
と。椅子を動かしながら、すわってくるのは、崎山誉(さきやまほまれ)だ。
【…ヤツまでかよ…】
チラリと周りをみると、他の女の子たちがひそひそ(  ̄ノ∇ ̄) ̄- ̄)ヒソヒソ
うざ。┐(  ̄ー ̄)┌ フッ
崎山 誉。
いっこ下の、トモキの友人らしい。
崎山誉は、一言でいえば、【王子】らしい。綺麗な綺麗な肌と大きな瞳。モデルか?並みの身長…。加えて金持ち御曹司らしい…(←興味なし(笑))
私の人生には、関わりない方だろう…。
私は、この時、そう思っていて、…
誉と、この先、どうなるかなんて、思ってなかった。…………
『初めまして。崎山です。有華さんと由美ちゃんですよね…と?』
と?…崎山誉が私をみる。あぁ、わかんないよね?
私なんてさ。
『あ、さえぇだよ!』
トモキが笑う。
『ヤッパリ?さえぇーなんだ!…チビだね(笑)!』
崎山誉が笑い出す。
『は?…』
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