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「刹那、好きだよ。」
「・・・っ!」
本当に?
その問いは声にはならなくて、
思わず朔の方を向いてしまった。
それと同時にぱしゃりと音がした。
そういえば写真撮ってたんだっけ、と頭の片隅で思った。
けどそんなこと今はどうでもいい、今の言葉は?
「刹那。」
「・・・朔」
「ありがとう!いい写真撮れた!」
「へ?」
「刹那好きな人いたんだねー。
凄い好きなんだね。」
え、え?
頭がついていかない。
思い当たる一つの節。
朔の、演技・・・?
「俺で大丈夫かなとか思ったけど、刹那ちゃんと好きな人思い浮かべられたんだね!」
「・・・。」
私の勘違い!?
好きっていうから・・・!!
「は、朔のバカーっ!」
「え!?ちょ、刹那!?」
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