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「で、逃げてきたの?」
「うん・・・。」
次の日私は梨奈に昨日あったことをすべて話した。
呆れたと言わんばかりの顔。
「そこで『私が好きなのは・・・』みたいな展開にもってかないと!」
「だ、だってー!」
「刹那!」
梨奈と話していると聞きなれた声がした。
思わず肩がビクリと動いてしまった。
「昨日!」
「え、あ・・・。うん///」
「昨日の写真優勝した!」
刹那のおかげ!
と両手をぎゅうっと握って喜ぶ朔。
やっぱり好きだなと思っていると
朔は昨日の写真と言って、写真をおいていってしまった。
私が見るより先に梨奈にとられた。
「・・・これはやばいわ。」
「え?何、何!?」
「これで気づかないとか天海バカだね・・・。」
ちらっと覗くと
顔を真っ赤にして、上目遣いになっている私の写真。
しかもアップだし・・・。
「は、恥ずかしい・・・。」
「これ、明日校内にでるよ。」
「えっ!?やだやだ!!」
「無理でしょ。」
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