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SHRが終わり、
放課後になった。
「梨奈ー・・・。」
「そんな顔してもダメー。」
「あんな顔怖い人より私のが大事でしょー?」
「顔怖いけど優しいんだよ?
刹那はもっと積極的になったら?」
告白しちゃえ!
と満面の笑みで言って、梨奈は帰っていった。
梨奈の彼氏はここらでは有名な不良。
真っ赤な髪をしていて顔が怖いことからか周りからよく喧嘩を売られるらしい。
喧嘩を売られるから喧嘩するだけだと梨奈は言っていた。
一度だけ会ったことがあるが悪い人ではなさそうだった。
「写真、かぁ。」
朔と2人きりで顔にやけたりしないかな・・・。
そんなとこ写真とられたくないしなぁ・・・。
「刹那!ごめんっ、待った?」
「ううん、平気だよ。」
朔があわてて教室に入ってきた。
そんなに時間はたっていないのに急いで来てくれたのが嬉しかった。
多分私の顔はにやけているだろう・・・。
「じゃ、刹那撮っていい?」
「え、私どうしてたらいい・・・?」
「別に普通でいいよ?」
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