写真

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普通でいい、と言われても・・・。 立っているだけで困った顔をしていると、 朔が吹き出した。 「そんなに困った顔しなくていいよ。」 「だってー・・・。」 「そうだなー・・・、 足組んで座って?」 言われた通りに座ると ぱしゃりという音が何回か続いて 何枚か写真を撮られた。 その間は何もしゃべらない朔。 気まずいし・・・。 「恥ずかしい・・・。」 「そう?」 「うん、なんかすごく・・・。変じゃない?」 「大丈夫、可愛いよ。」 顔色一つ変えないでそう言う朔。 私はきっとゆでダコのように赤いだろう。 「顔、真っ赤。」 「は、朔が変なこというから」 「可愛い。」 「うっ・・・。」 「可愛いって言われると嬉しいの?」 「な、なんで・・・。」 「良い顔、するから。」 朔ってこんな事言うんだ。 タラシみたい・・・。 その後も可愛い可愛いと連呼されて 私の脳内は爆発寸前だった。
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