第2章 日常

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「お前さーいい歳して彼氏の一人もいねぇの?」 「は?」 自宅から自転車で50分かけて学校に行き、また50分かけてやっと家に帰ってきた私に兄の蓮がいきなりこう言ってきた。 「いや…いい歳って私まだ16歳なんですけど」 「普通高校入ったら恋人出来るっしょ」 「何その間違った考え方・・・」 「はーどっこいしょ」と言いながらソファに座る私に「オバサンくせー」と言いながら隣に座る兄の蓮は高校に入った途端に先輩15人、同級生10人に告白されるという妹の私が言うのもなんだけどイケメンだ。 .
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