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その兄貴の言葉に俺はハッと気がついた。
兄貴は全てわかって…
「ありがと、兄貴」
俺は再び兄貴に抱きついた。
今度は神谷さんが焦って止めてきたけど…
その後神谷さんにも抱きついた。
俺の周りは優しい人でいっぱいだ。
「二人共、ありがとう。」
笑顔で俺は呟いた。
「だけどさー、小野君には僕を本気で焦らせたり恋人より先にお兄さんに抱きついた罪があるんだよ。」
「へっ!?」
「だからさー、お仕置きしたげる。お兄さんも見ませんか?」
「大輔のそーゆー姿か…よし、見ます!」
「ちょっ、この二人ホントドSっっっ!!!」
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