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すると…
「んぁっ!?」
雄二郎は指を福田の口の少し奥まで押し込んだ。
「な、なにするんれすかっ!」
「んー?年上に馬鹿とか言う生意気な奴には俺の指を綺麗にしてもらおうかと思って」
雄二郎はさっきとはまた違う、ドSな笑みでニコリと笑った。
「ほら、舐めてよ?」
あいている手でアタフタしている福田の手を器用に一つにまとめ、雄二郎は指で福田の舌を弄んだ。
「ゆ…じろっ!!やめろぉっ!」
「はいはい、年上にはいつも敬語ねー」
「だから…やめっ…」
「せーっかくご褒美にあげる気でいたのに…これじゃお仕置き決定だね?」
そう言った直後、福田の口から指を取り出した雄二郎は真っ赤になって怒っている福田の口に自らのそれをそっと重ねた。
「んぅ!?」
しかしそれは一瞬の事ですぐにお互いの唇は離された。
「本当はポッキーゲームとかしようと思ったんだけどな…」
「へっ?……なッツ!!?」
飄々とそんな事を言ってのける雄二郎に福田はさっきとは違う意味で真っ赤になった。
「なんで…んな事……」
「福田君さぁ、俺の事好きでしょ?」
「はぁっ!?んな訳っ…」
「無くないよね?よく俺の事見てるし今日だって俺の笑顔にときめいてたでしょ?」
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