ー小説4ー<kmon>完

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いつも通り早入りし、久しぶりに会う小野君の事を考えつつ、モンハンをやり続けていた俺の耳に、 「はよーございまーす」 という軽い調子の小野君の声が聞こえた。 いつも来た途端、俺を見たら犬のように…暑苦しい程に近寄って来る小野君はその日、僕を一瞥して軽く頭を下げただけだった。 これは違和感なんてもんじゃない。 でも僕が小野君なんかのご機嫌とりをするなんて考えられない。 だから僕は相変わらず小野君の顔色を伺いながらモンハンを続行した。 とはいえ僕以外には相変わらず笑顔をふりまいているらしい小野君にイライラ度はましていく。 思わず貧乏揺すりを始めた僕に、僕より早くからきて黙々と何かの作業をしていた構成諏訪が真剣な顔で近寄って来た。 「神谷さん、あの…五分程で良いので話せませんか?」 「此処じゃだめなの?」 「はい。」 即答する諏訪に少し驚いた僕はモンハンの電源を躊躇無く切った。 そんな僕に諏訪は相当びっくりしていたが…… そんなに僕は「人よりゲーム」なイメージを持たれているのか…。 二人で部屋を出て自販機の方へ向かった。 部屋を出た時に小野君と目が合ったけど何だか気まずくてすぐにそらした。
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