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「小野君が限界だって事くらい知ってたけどっ、わかんないっ!!!」
「…………。」
ああ、ヤバい。
止まらない。
これ以上は……
いまから収録なのに…
「僕はどうすれば良いんだ、何で僕を攻めるんだよっ!!意味わかんない。面倒くさい!何で?何でだよ!?何で僕が小野君なんかの為に……っっ!!!??」
パシンッ!!!
諏訪に……殴られた。
「言っときますが今の神谷さんは最低です。収録は延期にしましょう。そんな状態の貴方にラジオで喋って欲しくありません。」
「……………わかった。」
「皆さんに伝えて来ます。適当に言い訳しときますので神谷さんは荷物も丁度持っているようですし、そのままお帰り下さい。」
「ごめん。」
「その謝罪は何に対しての謝罪ですか?」
「…………。」
「答えられ無いのならもういいです。ああ、最後に」
「まだ何かあるの?」
「もう一度言わせて下さい。神谷さん、最っ低です。失望しました。」
そう言って諏訪は戻っていった。
わかってるよ、自分の最低さくらい。
家に帰った僕は仕事の予定だったから当然用事がある訳でも無く、ゲームなどする気分でも無く、ただただぼーっとしていた。
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