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「はぁ……んじゃあ俺も帰るわ。また来るな、小野。」
「えっ?あ、うん!ありがとね!!みんな!」
と、僕を残して三人は帰っていった。
「ねぇ、小野君?」
「どうしたんですか、神谷さん?」
「好きです、付き合ってもらえませんか。絶対に幸せにするから。」
「っっ!!!??」
「君に悲しい想いをさせて……君が居なくなりかけて、ようやく気付いたんだ。君が居ないと僕は息も出来ない。今まで悪かった。また、僕とやり直してくれ。」
「神谷さん…」
「勿論君には断る権利がある。あんな酷い事をした僕をもう嫌いなら、断ってくれて良い。それでも僕は君をの事を諦められないだろうけど…」
「神谷さん、好きです。俺は神谷さんの隣に居れたら良いんです。…神谷さんが俺の告白をOKしてくれた時、俺は神谷さんに大切な物を貰いました。だから俺は一生かけてそれを神谷さんに返してるんです。」
「大切な、物?」
「はいっ、幸せを貰いました!だからもう良いんです!!神谷さんは俺の隣で俺の愛を受け取ってて下さい!」
「ヤダ。」
「へっ??」
「受け取るだけなんてヤダよ、お互いを愛し合ってこそ恋人だろ?僕だって君を愛してるんだよ。大輔っ」
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