-小説5-<kmon・臨静>

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というか早くいつもの町に帰りたい。 「あのー…実は僕は超能力者なんですよ」 「何、君は古泉君の声優さんか何か?」 びっくりした… 試しに古泉の声で冗談を言ってみたが… そっか、この世界にはハルヒも声優も存在するのか。 なんとなくアニメの中だから忘れてたけど、狩沢さんとかはオタクだったな。 「声優、です。」 「じゃあそっから調べたら良い訳だね。でもおかしいなぁ…何でさっきは見つからなかったんだろうね?」 「さ、さぁ…?って!!何するんですか!?」 その時、突然何故かいきなり押し倒された。 「君が言わないならさ、今から変な事しちゃうよ?」 「な、なんですか」 下から見上げると臨也はとんでもなく整った顔立ちをしていて それゆえになんだか怖い。 でも、こんな所で怖がってたらダメだっ 「例えばー…こんな?」 「ひゃぁっ!」 耳をペロリと舐められ、変な声を出してしまう。 だって俺、耳弱いし… でも神谷さんの声なのに神谷さん以外にこんなことをされるなんて…。 正直気持ち悪くて死にそうだ。 嫌だ、嫌だ、嫌だ 触るな、触るな…っ 「ぅぇっ…ひっく……いいます、からぁっ」
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