いちっ

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――――― 「青龍の鬼ー…」 今は放課後。 追試は青龍のスパルタ教育でなんとかなった。 でも、ギリギリだったけど。 俺は頭の使いすぎでもうグッタリだ。 「朱雀ー!」 窓の向こうから声が聞こえたので見てみれば、中学の制服を着た男の子がこちらに向かって手を振っていた。 「あ、玄武だ」 ぱたぱたと走り寄ってきた彼は葉賀玄武(ハガゲンブ)。訳ありで朱雀の家に居候してるらしい。 にこにこと可愛らしい微笑みを浮かべているが、実は結構な策士。
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