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「…………っは!?」
夢から帰還してきた……とりあえずただいま。
しかし夢を見ていたことを覚えているが内容は残念なことに全く覚えていない。
良い夢だったような気がするから思い出せないことで歯痒い気持ちだ。
僕が目覚めてから少し後に目覚まし時計が鳴り始めた。
正直うるさくて叩いて壊そうとしたが流石に自重し、ゆっくりと時計に手を伸ばして止める。
目は完全に覚めていたがベッドから体を起こす気になれなかった。
出来ることならもう一度寝て夢の続きを見たい、そんな気分。
だけど現実はそう簡単に許してくれない。
倦怠感MAXなのだが仕方ない、起きるとしよう。
いつもの通り起きて、いつもの通り朝食を作る。
これには何度も繰り返してきたからもう慣れた。
まぁ、慣れない方がおかしいのかもしれないが。
朝食を食べながら今日のニュースを見る。
女性アナウンサーがハキハキと映像に合わせて原稿を読み上げている。
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