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「「……………………………」」
沈黙が……痛い……。そんな変な人を見る目で僕を見ないで!!
「……本当に強いんですの?」
「さぁね。強いかどうかは僕が決めることじゃない。そんなことは周りが勝手に判断するさ」
別に納得しろとは言わない。
「悔しいですが、私のコンディションは万全とは言えませんわ。一時間休憩がもらえれば問題ありません」
「うわ、待つのめんどく……何でもないです。ならさっきの訓練室で寝てきます。時間が来たら教えてください」
時間は勿体ないけど優衣が休憩したいと言っているんだ。こればっかりはどうしようもない、多分。
「優介君、待ってくれ」
一目散に退散しようと僕を坂之上さんが引き止める。ちっ、もうちょっとだったのに。
「休憩するのは構わないんだが、武器を選んでからにしてくれないか?一時間経ってから選んでいたのでは時間が勿体ない」
「それなら―――」
学校を使って僕に会いたがったぐらいだ。学校で使っている武器のことも調べていると思ったんだけど違ったのか?それとも理解している上で聞いているのか気になる。
でもなー、学校と同じ武器とかつまらないよな。どうせなら少しぐらい変化をつけてみたい。
「刀剣型を二つと拳銃型二つ下さい。刀剣型の方は学校にある僕の武器を基にして設定を組んでください。一応聞きますが前以て調べていますよね?拳銃型のやつは適当で構いません」
僕や四聖剣、彼女ぐらいの実力になると銃なんて大して脅威ではない。
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