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「よく分からないけど僕を巻き込むのは止めてよ。朝から不快な思いをしたじゃないか」
「俺の一発ギャグが面白くなくてもよ、せめて反応ぐらいはしても良かったんじゃないか?」
「なんで?正義を見たら不快な思いをした、って言ってるんだけど」
「ぶわははははははははは!!もう腹痛くて死ぬ!!」
「それと次郎、うるさい死ね」
「……すいませんでした」
机をバンバン叩きながらあの大笑いを聞いていたら誰だってイラッとする。
それを指摘したら静かになった、良かった良かった。
こんな風に僕は次郎と絡める関係になっている。
三ヶ月ぐらいも経てば誰だって溶け込めるだろうけど。
ちゃんと石動兄妹とも接しているぞ。
しかしあのブラコンシスコンコンビには呆れる。
血の繋がった兄妹だけどたまに際どい発言をしたりするからヒヤッとする。
まぁ、それほど仲が良いんだろうな。
教室内を軽く見渡してみる。
花梨は友達と談笑中。
石動兄妹はまだ来ていない。
その他どうでもいい。
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