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「勝手に一人で納得するのはよく分からねーが、とりあえず学生は大人しくしてな。放送を聞いていたから分かると思うが、今からお友達の所へ連れていく」
「ええ!?勿体ないじゃん!!見せつけの為に痛めつけようぜ!!」
「馬鹿野郎!!下手なことをするなとボスに言われてただろうが」
僕の処遇に対して軽く揉めていたらしいが、どちらにせよ黙ってあいつらの言いなりになるつもりは微塵もない。
「話しているところ悪いけど、ええとなんだっけ。そうそうBlody Moonは何の用があってここに来たの?」
言い争いは僕の問いですぐに終止符を打った。向かい合いながら意見を散らしていた姿の面影は消え去り、一気に冷静さを取り戻した。
「そんなこと言えるわけがないだろう」
「冥土の土産に情報を教えろってか?ふざけんなカス」
おいおい、色々と態度変わり過ぎだろ。
「ふーん、まぁそうか。でも、無駄と分かってもう一度質問させてもらうけど、仕掛けた爆弾ってどこにあるの?」
十中八九教えてくれないだろうけどね。
「…………爆弾は三つある」
「おい!?何教えてんだ!!さっきお前、言えるわけがないって言っただろうが!!」
あれま。これは予想外。
「別に構わんさ、爆弾の数ぐらい。爆弾と一言で表しても、種類、規模、解除方法、全てがバラバラ。隠し場所すら知らない奴がどうすることも出来ないさ」
「それはそうだけどよ……」
僕を痛めつけようと案を出した奴が腑に落ちないといった様子で、爆弾の数を口にした奴のことを見る。思ったよりも常識人っぽいな、僕を痛めつけようとしたくせに(ここ重要)
「それだけ分かれば十分だよ。後は無理矢理聞けばいいだけだから」
「「ああ゛!?」」
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